最近、自分のことを考えていて、ふと思ったことがあります。
苦しくても、疲れていても、
必要だと思えば、まだ動けてしまう。
調べることもできる。
人に連絡することもできる。
どうしたらいいか考え続けることもできる。
だから、止まり方がわからないのだと思います。
「もうできない」までいけば、
もしかしたら諦めもつくのかもしれない。
でも、まだできる。もう少しならできる。私が動けば、何か変わるかもしれない。
そう思えてしまうから、途中で降りられない。
子どものこともそうです。
学校のこと。
不登校のこと。
支援のこと。
将来のこと。
もっと調べれば何か見つかるかもしれない。
もう一本電話をすれば、何かが動くかもしれない。
もう少し丁寧に伝えれば、わかってもらえるかもしれない。
そうやって、いつも次にできることを探してしまいます。
もちろん、それで助かったこともたくさんありました。
動いたからつながれた支援もある。
声を上げたから、変わったこともある。
だから余計に、「動くことをやめる」のが怖いのだと思います。
できることと、やり続けていいことは違う
この前、「まだできる。でも、もうやらなくてもいい」という言葉を考えていました。
できないからやめるのではなく、できるけれど、今日はここまでにする。
まだ考えられるけれど、今日はもう考えない。
私にもできるけれど、これは誰かに任せてみる。
そんな止まり方があってもいいのかもしれません。
でも、頭ではそう思えても、心はなかなか納得してくれません。
「本当にこれでいいの?」
「まだ何かできるんじゃない?」
「私が止まったら、困るんじゃない?」
そんな声が、すぐに出てきます。
だから私は、自分を無理に説得するのではなく、
小さな実験をしてみようと思いました。
「私が止まっても、本当に大丈夫なのか」
それを少しずつ確かめてみる実験です。
まずは30分だけ、動かない
何か気になることが起きると、私はすぐに動きたくなります。
調べる。
連絡する。
文章を考える。
誰かに相談する。
でも、緊急でないことなら、まず30分だけ何もしないでみる。
気になることはメモしておいて、いったん別のことをする。
そして30分後、本当に今すぐ動かなければならなかったのか。
30分待ったことで、何か大変なことが起きたのか。
それを見てみる。
たった30分でも、私にとっては「すぐ動かない」という練習になる気がします。
今日やろうと思ったことを、ひとつ明日に回す
私は、気になることがあると、
その日のうちに片づけたくなります。
でも、学校への連絡文を今日は完成させない。
支援先について調べるのは明日にする。
この問題について考えるのは、今日はここまで。
そんなふうに、ひとつだけ翌日に置いてみる。
そして次の日に、昨日やらなかったことで、
実際に何が起きたのかを見てみる。
意外と何も起きなかったかもしれない。
一晩置いたことで、昨日より落ち着いて考えられるかもしれない。
時間が経ったことで、自分が動かなくても状況が変わっていることもあるかもしれない。
「今日やらない」は、「もうやらない」ではない。
そう思えたら、少しだけ手を離しやすくなる気がします。
自分でできることを、あえて誰かに任せてみる
これは、私にとってかなり難しいことです。
自分でできるなら、自分でやったほうが早い。
そのほうが確実。そう思ってしまうからです。
でも、学校のことは学校側に任せてみる。
支援のことは相談支援員さんに聞いてみる。
子どもの気持ちを全部自分で理解しようとしない。
そんなふうに、「私にもできるけれど、私がやらない」をひとつ作ってみる。
そして、自分が動かなかった部分を、誰かがどう担ってくれたのか見てみる。
もしかしたら、私が全部持っていなくても、
人との間で役割はつながっていくのかもしれません。
100点になる前に、終わらせてみる
文章を書くときも、何かを準備するときも、もっとわかりやすくできる。
もっと丁寧にできる。
まだ直せる。
そう思うと、なかなか終われません。
でも、「これで意味は伝わる」と思えたところで終わらせてみる。
80点くらいでも出してみる。
そして後から、本当に100点までやらなければ困ったのか。
80点でも、ちゃんと伝わったのか。
それを確かめてみる。
完璧にすることより、「ここで終わる」と決めることも、
私には必要な練習なのだと思います。
「考えない」ではなく、「明日考える」
気になることを、「もう考えない」と思うのは難しいです。
考えないようにしようとすると、
余計に頭から離れなくなることもあります。
だから、「これは明日考える」にしてみる。
気になることはメモして、明日の自分に預ける。
今の自分が、今日のうちに全部答えを出さなくてもいい。
考えることをやめるのではなく、考える時間を移動させる。
それくらいなら、私にもできるかもしれません。
今日はここまで。
そうやって途中で降りることを、
私はこれから少しずつ練習していきたいと思います。
