子どもが学校へ行けるかどうか。
以前の私は、「登校できること」が一番大切だと思っていました。
でも今は、それよりも大切なことがあると感じています。
それは、「安心して過ごせること」です。
学校で困ったことがあったとき、「この先生なら話せる」と思える大人がいること。
不安や混乱でいっぱいになったとき、
少し気持ちを落ち着かせられる場所があること。
先生との間で行き違いが起きたとき、
間に入ってくれる人がいること。
家庭と学校が、お互いに状況を共有しながら同じ方向を向いて支援できること。
こうした「仕組み」があるだけで、子どもの安心感は大きく変わるのではないでしょうか。
私が考える「安心して学べる学校」の4つの条件
① 安心して話せる大人がいる
担任の先生だけではなく、「困ったらこの先生に相談していいよ」という大人が一人でもいること。
子どもにとっては、それだけで心の逃げ道になります。
② 安心して休める場所がある
「もう無理。」そう思ったときに、我慢を続けるのではなく、
一度気持ちを整えられる場所があること。
落ち着いてから教室へ戻るという選択肢も、大切な支援の一つだと思います。
③ 困ったときの対応が決まっている
トラブルが起きてから考えるのではなく、「こんな時はこう対応する」
という共通理解が学校の中でできていること。
誰が対応するのか、誰へ相談するのかが決まっていると、子どもも保護者も安心できます。
④ 家庭と学校が同じ方向を向いている
学校と家庭は対立する存在ではなく、子どもを支えるチーム。
そのためには、
「何かあれば早めに共有する」
「困ったことは一緒に考える」
そんな関係が理想だと思います。
安心は、子どもだけのものではない
私は最近、もう一つ考えるようになりました。
それは、安心してほしいのは、わが子だけではない。
同じ教室にいる子どもたちも、先生方も、
みんなが安心して過ごせる環境であってほしいということです。
子どもは、不安やストレスが大きくなると、自分でも感情をコントロールできなくなることがあります。
だからこそ、
「何か起きてから対応する」のではなく、
「起きにくい環境を一緒につくる」
という視点が大切なのだと思います。
学校にお願いしたいこと
私が学校にお願いしたいのは、特別扱いではありません。
「安心して学べる仕組み」を一緒に考えていただくことです。
子ども一人ひとりに合った支援を考えることは簡単ではありません。
それでも、学校・家庭・関係機関が同じ方向を向きながら、「この子にとって今必要なことは何か」を考え続けることが、子どもの安心につながると信じています。
安心できる環境があってこそ、子どもは学び、挑戦し、少しずつ成長していける。
私はこれからも、その土台づくりを大切にしていきたいと思います。
